指が1本多い…3歳で切除!多肢切除術の入院、手術までの記録
こんにちは☆
男の子三兄弟のママ、ねこみみです(^-^)
生まれてくる赤ちゃん達。
みんなが五体満足で生まれてきてくれるのは、
決して当たり前ではないんですね。
我が家の次男は右足の多肢。
指1本多く、足指6本で生まれてきました。
生まれてすぐ、
多肢を見つけた時の様子は前回の記事に書きました。
>>赤ちゃんの足の指が多い…あれ?誕生のその日に気付いた異変
- このままでも問題ない?
- 3歳0ヶ月で手術!
- いよいよ入院!
- ついに手術当日!次男の様子は?
- 手術終了も、なかなか麻酔から覚めない!
- 長い病院生活…でも充実した設備!
- 子守り専属の保育士さんも!
- 最後に
このままでも問題ない?
内科的にはカラダにはなんの支障もありません。
あくまで美容的、見た目の問題だけでした。
でも大きくなった時、
人に見られて、次男自身が嫌な気持ちになるのでは…
実際に、
まだ言葉も少ない2歳頃から既に、
右足の人差し指に違和感を感じていたようで、
何度もこすって、
その余分な「指」を取ろうとしていました。
本当は、
本人もまだわからない新生児の時、
多肢に気付いた時にすぐ切除することも可能でした。
でも、手術するならもちろん全身麻酔です。
いくら安全と言われても、
小さく生まれた次男だったので特に、
全身麻酔での手術を受けさせる勇気がなく、
その時は断念しました。
3歳0ヶ月で手術!
もう少し大きくなってからと、
2歳で予定していた手術でしたが、
私はちょうどその時三男を妊娠していて、
妊婦は付添いができないと言われてこれまた断念(T_T)
次男の様子から、
幼稚園に入園する前に取ってあげたい!
その思いで、
結局その翌年の2月に3歳の誕生日を迎えた翌月、
3月8日に、多肢切除術を受けました。
市の保健センターに紹介してもらったのは、
こちらの病院の形成外科にて手術してもらいました。
24時間看護の、子ども医療専門の病院です。
もっと家から近い病院をと思ったのですが、
この手術の症例も多いとのことで、
ここに決めました。
いよいよ入院!
3月7日。
入院した当日は、手術前検査と麻酔の説明がありました。
私が一番不安だったこの麻酔。
副作用などの説明を受けて、
万が一最悪の状況になることも了承する旨、
署名を求められました。
ほんとにほんとに、怖かったです。
すごくすごく、不安でした。
でも、やっぱりキレイにしてあげたい。
手術自体はほんの1時間程度とのことで、
覚悟を決め、先生を信頼する気持ちで署名しました。
いや、最悪の状況なんてなかなかないことなのかもしれませんが、
我が子が手術を受けるなんて自体も、
そんなにないでしょう(-_-;)
できることなら代わってあげたかったです。
ついに手術当日!次男の様子は?
入院してすぐ、
もうその翌日が手術日と決まっていました。
3歳になったばかりの次男。
病院とはわかっているものの、
不安いっぱいの私とは真逆でずっとニコニコ。
この当時まだ言葉はほとんど話しませんでした。
とはいえ、3歳になってもこの状況にニコニコしていられる…
普通じゃないですよね^_^;
実は、
次男はこの当時から発達障害の疑いがある子どもでした。
実際5歳でハッキリと診断を受けることになるのですが、
それはまた別のお話で。
とにかく!
そんな調子の次男なので、
幸か不幸か、
怖くて泣くようなことはありませんでした。
そしていよいよ手術の時!
手術台に乗り、いよいよ麻酔をかけられる…
看護師さん「ぶどう、いちご、etc…どれがいいかな?」
は?なんの話?
かと思えば、
なんと麻酔のフレーバー!!(◎_◎;)笑
話さない次男は嬉しそうに、
確かぶどうを指差したっけ。
…なんか、不安な気持ちはなくなりました笑
マスクから、恐らくぶどうフレーバーの麻酔を嗅いで、瞬時に寝落ちしました(-_-)zzz
私はここまで。
院内で利用可能なPHSを渡されて、
必ず病院内にいて下さい、と。
先生宜しくお願いします!!
祈る気持ちで手術室を出ました。
手術終了も、なかなか麻酔から覚めない!
ほんとに、ほんの1時間程度で、渡されたPHSが鳴りました。
私が行った時次男はまだ寝ている状態でした。
あの、いつ目覚めるんでしょうか?
看護師さん「さっきチラッと起きましたので大丈夫ですよー」
いや、でも次男は完全に寝ている状態。
少しゆすってもピクリともしません。
ほんまに大丈夫なんっ?!
看護師さんは大丈夫と言ったけど、
早くちゃんと起きてる次男を見たい。
お昼の2時頃に終わってから、
次男はひたすら眠り続け…
結局、この日は目覚めませんでした。
ぐっすりの次男と真逆に私は、
まともに寝られませんでした…
けど、翌朝飛んで行ったら、
ベッドの上で起きて、
ニコニコしながらヨーグルト食べてた次男。
くーーーーーー。゚(゚´ω`゚)゚。
そらね、看護師さんが大丈夫って言うんやから大丈夫やと思ってたよ。
けど、ほんまにほんまに心配したよ母は。
よかった!!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
長い病院生活…でも充実した設備!
さて、それからが長かった、病院生活。
トータル2週間入院しました。
大いに大いに心配はしましたが、
まあいうても、そんな大手術ではないわけで、
その割に入院が長かったのは、
感染症予防のためです。
3歳で一番よく動き回る時期でもあり、
いくら包帯で保護していても、
自分で触ったり、
どこから菌が入るとも知れず(;´Д`A
これまたもっと小さい時期に手術していれば、
ここまで入院する必要はないようです。
最初に書きましたが、
この病院は24時間看護可能でした。
極端な話、そんなことしないけど、
2週間完全に看護師さんにお任せで、
自宅で待っててもいいわけです。
私はもちろん付き添うつもりでしたが、
でもこれまた私には不可能なことで、
今回は妊婦ではないけど、
授乳中の三男を完全に預けることができなかったのです。
今度はそれが問題でした(^_^;)
そこで!
ここは恐らく日本でも有名な?
大きな子ども病院だそうで、
地方から来られる子もいるのでしょう。
その付き添いの家族のために、
院内施設として、家族の宿泊棟があるのです!
すばらしい?・:*+.\*1/.:+
なんと一部屋一泊千円!
布団や冷蔵庫、テレビも各部屋についていて、
トイレは共同。
お風呂は大浴場!
とそんなまさか温泉のようとは言いませんが、
広いお風呂があり、時間予約制で使えました。
当時の情報ですので…8年前ぐらい?
利用される方はきちんと確認して下さいね。
入院が決まったらできるだけ早く予約しなければなりません。
私は2週目出遅れて部屋確保出来ず(ノД`)
仕方なく毎日自宅から通いました。
子守り専属の保育士さんも!
1週目は無事に宿泊棟の一部屋を確保し、
次男のところにすぐ行けるところで過ごすことができました。
私はここに、三男と一緒にいたわけです。
病院はだいたいそうですが、
付き添いの子どもは病室に入ることはできません。
私が次男のところに行く時三男はどうしていたか?
その間なんと、
預かってくれる保育士さんがいたのです!
主に午前中。
同じく事前に予約しておいて、毎朝三男を預けてから、
安心して次男の病室に行くことができました。
当時三男は10ヶ月。
総合待合が大きなホールになっていて、
楽しそうな遊具やおもちゃがたくさんありました。
そこで午前中いっぱい遊んでもらっていました。
ただ、見てもらえるのは午前中だけだったので、
主人や他の家族がいない限り、
昼や夜は次男のところには行けずT_T
でも三男がお昼寝している時など、
少しの合間を見つけては、
ちょこちょこ様子を見に行くなどはしていました。
それでも夜寝る時は次男は1人でした。
かわいそうに思ったのも一瞬。
良くも悲しくも、
これまた次男はママがいなくても気にしない笑
大部屋だったので、
隣のベッドに小学生のお兄ちゃんがいたことと、
三度の食事は優しく保育士さんが食べさせてくれ、
大いに構ってくれる看護師さんのお陰で、
終始ご機嫌で過ごしていたのでした。
…長男や三男なら、
こんなこときっとできなかったなあ笑
次男だからこそです。
小さい弟もいるこの状況で、
無事に入院、手術できたことは、
本当にありがたかったです
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
最後に
次男の多肢は骨も一緒に形成されていたので、
成長とともに経過をよく観察する必要がありました。
数ヶ月に1回?最後には1年単位になりましたが、
退院後も定期検診で丁寧に診て頂き、
問題なしとの診断で、
6年後、9歳の夏休みで終了となりました!
次男の右足人差し指は、
少しだけ右に曲がっているけど、
見た目も何ら問題なし(^o^)
長かったけど、たくさんの人にお世話になりました。
この貴重な体験をいつまでも忘れずに、
感謝の心で楽しく子育てしながら日々を過ごしています。
*1:°ω°